ニュース

KINGMAX スマートフォン需要を取り込む

2010/10/28 22:10

週刊BCN 2010年10月25日vol.1355掲載

 台湾の半導体メモリメーカーであるKINGMAX(ジョー・リューCEO)は、2010年度(6月期)に4億ドルの売り上げを目指す。フラッシュメモリの同社売上高のうち、日本市場が占める割合は15~20%。これを今年度中に20~25%に引き上げる。スマートフォン向けフラッシュメモリなど、新商材のラインアップ拡充による売り上げ拡大を急ぐ。

ジョー・リューCEO
 KINGMAXが日本市場に参入したのは2006年。ここ1、2年の間に、フラッシュメモリ市場でシェアを伸ばしてきた。

 売り上げ拡大に向け、スマートフォンに商機を見出している。今後は大容量のマイクロSDメモリの需要が高まってくると判断。韓国の携帯端末メーカーPantechのSKYブランドであるスマートフォン「VEGA」には、KINGMAXのマイクロSD8GBをバンドルしている。

 このほか、スマートフォン用バッテリに着目。Research In Motion(RIM)やソニーエリクソン、サムスン、アップル向け製品も拡充している。(信澤健太)
  • 1

関連記事

スマートフォンの構成比、増加の一途 「iPhone 4」発売で20%を突破

スマートフォンはSMBに普及するか?

iPhoneなどスマートフォンのビジネス利用を展望

アップルの法人向けビジネス ―その商流を追う