米ネットギアは、日本市場でNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)のハイエンドモデルを投入、国内ストレージ事業の売上高を2011年に現状の2倍に引き上げる方針を掲げた。1次代理店とのパートナーシップを深めて新規顧客を開拓。SMB(中堅・中小企業)をはじめ、大企業にもアプローチをかける。

米国本社
パトリック・ローCEO
 米ネットギアは、日本市場でローエンドモデルを中心に小規模な企業に対して製品を提供してきた。その同社が、iSCSIに対応した24TBの2Uラックマウント型ネットワークストレージ「ReadyNAS4200」シリーズを投入。パトリック・ローCEOは、「日本市場でローエンドからハイエンドまで製品ラインアップを揃えた。中堅企業や大企業を新規顧客として獲得することができる」と自信をみせている。

 1次代理店として同社のNASを販売しているのは、ダイワボウ情報システムやソフトバンクBB、住商情報システムなど。「コミュニケーションを密にして、それぞれの販売パートナーが売りやすい環境を整える」。そのため、営業人員を3倍以上に増やしたという。2次店が、NASとネットワーク機器、サービスなどを組み合わせてインテグレーションできる環境をつくっていくために、ディストリビューション機能が強い1次代理店と連携して支援策を模索している。2次店数は現段階で200~300社に達しており、業種や地域など、さまざまな角度から需要を掘り起こしていく方針だ。

 同社は今年度(2010年12月期)、前年度比35%増の売上高を見込んでいる。来年度については、「今年度のような伸びは期待できないが、成長率25%増は固い。増加に寄与するのがストレージビジネス」とみている。「ReadyNAS4200」シリーズで、いかにユーザー層を広げることができるかどうかがカギを握る。(佐相彰彦)