SIerのアイネット(梶本繁昌社長)は、12月14日、自社で展開するプライベートクラウドサービス「VAiOS」上で、オープンソースソフトウェア(OSS)のHadoopで構築したオンラインストレージサービス「Cloudstor」を2011年2月から提供開始すると発表した。

 サービスはアイネットのデータセンターから提供する。セキュリティを担保する「プライベートクラウド」と、安価で拡張性のある「パブリッククラウド」の長所をあわせもつサービスを実現した。

 価格は1ユーザーアカウント月額2400円から、ストレージ使用料金は1GBあたり20円~80円を予定している。直販と、メーカー系と独立系のコンピュータ機器販社、データセンター事業者などのリセラーを通じて販売。3年間で1000社への提供を目標としている。

多岐にわたる端末から利用可能

 「Cloudstor」はOSSの分散ファイルシステムHadoopとREST方式のインタフェースを採用。クライアントソフトウェアをインストールすることで、PC、iPad、iPhoneやAndroidベースのスマートフォンなど、さまざまなクライアント端末から利用できる。

 データを外部に出せないユーザー企業には、ユーザー企業のデータセンターにストレージシステムを構築し、アイネットがリモート管理を行うオンプレミスに対応したサービスも展開する。

田口勉常務

 サービスの概要を説明した田口勉常務は「企業内ファイルサーバーのリプレースを考えている企業や、外勤者が多い企業に販売していきたい。プライバシーマークやISMSなどのセキュリティ監査にも対応できる」とコメントした。

 アイネットでは、Hadoopストレージシステムをインテグレーション事業にも活用。電子書籍、ビデオコンテンツなどの大量のデータコンテンツを扱うシステムに応用していくとしている。(鍋島蓉子)