ネットワールド(森田晶一社長)は、愛媛大学大学院理工学研究科が新設した研究コース「ICTスペシャリスト育成コース」の教育用システムとして、サーバー仮想化ソフトウェア「VMware vSphere 4」(VMware)とネットワークストレージ「NetApp FAS2050A」を導入し、本格稼動を開始したことを発表した。

 愛媛大学は、稼働を開始した仮想化基盤に2台のVMware ESX Serverを導入し、「VMware vMotion」や「VMware DRS」「VMware HA」など、VMwareの機能も全面的に導入した。

 仮想化基盤用のストレージ「NetApp FAS2050A」は、VMwareのSnapshot機能とNetAppのSnapshot機能を自動連携する「SnapManager for Virtual Infrastructure」(SMVI)を活用してバックアップ/リストアが可能。新しい仮想化基盤上では、カリキュラムの中核である「Project Based Learning」(PBL)で学生が企画・開発したサービスが稼働している。

 将来、PBLで開発するシステム/サービスが増えてデータ容量が増加することが予想されるため、「Deduplication(重複排除)」機能も導入し、ストレージリソースを効率的に利用できるようにしている。

 「ICTスペシャリスト育成コース」は、地域のICTを支える人材の育成を目的に、産学官協同の取り組みとして2009年4月に新設したもの。地元のICT企業で働く社会人を積極的に受け入れ、社会人学生が規定カリキュラムを修了すると、松山市がその企業に対して授業料の一部を補助する制度を設けている。インターンシップにも力を入れており、最長で1年間ICT関連企業に派遣される。

 PBLは、プロジェクトマネージャーやリーダー、SE、プログラマーのそれぞれの役に分かれ、一つのシステム/サービスを実際に自分たちで納期通りに完成させるもの。実践教育を推進するために、企業や社会で実際に活用されている技術に精通できる環境の整備に努めており、VMwareとNetAppを採用した。

 愛媛大学では、事務・管理運営システムも部門や用途ごとに構築しており、今後は学内情報インフラの仮想化による統合・集約も検討する。

導入構成イメージ