UTM(統合脅威管理)を展開するフォーティネットジャパン(新免泰幸社長)は、通信事業者など、ハイエンド市場の開拓に本格的に取り組む。3月3日、UTM製品群「FortiGate」の最上位シリーズとして、最大480Gbpsのファイアウォールスループットを実現した「FortiGate-5000シリーズ」を発売した。

新免泰幸社長

 「FortiGate-5000シリーズ」は、キャリアやモバイル通信事業者、大手企業などのハイエンド市場を開拓するための商材となる。同社はこれまで中小・中堅企業を主要ターゲットにしたローエンド/ミッドレンジの分野を得意としてきたが、クラウドコンピューティングやモバイル端末の普及によるネットワーク環境の変化を受け、ハイエンド市場での事業展開を本格化する。

 新免社長は、「去年はSIer/NIerなどのパートナー獲得に力を入れ、現時点でおよそ10社の大手インテグレータをパートナーにしている。『FortiGate-5000シリーズ』の発売を機に、いよいよハイエンド市場を開拓していきたい」と意気込みを示した。

 高速ファイアウォール/高速VPNを備えた「FortiGate-5000シリーズ」は、大量なトラフィックや大量な同時セッション数が課題になっているコアネットワークでの利用に最適化したセキュリティソリューション。通信事業者や金融業などの大手企業への販売に向けて、ディストリビュータを介した間接販売のチャネル営業と直接販売のハイタッチ営業の二つを柱にした体制づくりに取り組んでいる。

 新免社長は「ローエンド、ミッドレンジ、ハイエンドの売上げ構成比は3割ずつが理想」と語る。「FortiGate-5000シリーズ」の展開で、ハイエンド市場で存在感を示していく構えだ。(ゼンフ ミシャ)

シャーシ「FortiGate-5140」