サイボウズ(青野慶久社長)は、3月30日、決算・事業説明会を開催した。

 グループウェア市場は成熟期を迎え、また企業のIT投資の冷え込みに直面している。加えて、グーグルの「Google Apps」などが登場するなど、競争は激化している。こうした状況に対し、サイボウズは海外事業の強化のほか、クラウド対応の推進などに取り組む。今年度内には、米国に再進出する予定だ。

 クラウド分野では、すでにインターネットイニシアティブ(IIJ)やブイキューブなどと協業しており、「今後も協業パートナーを増やしていく。パートナーを増やすことがクラウド分野で勝ち残っていくためのキーになる」(青野社長)という。新しいクラウドのサービスの開発も進める。まずは、「ガルーン」「オフィス」などの主力グループウェア製品に加え、「KUNAI」「Cybozu SP App」をバージョンアップする。

 2011年1月期の期連結決算は、連結売上高が53億1200万円、営業利益が7億7000万円、経常利益が7億9800万円、純利益が3億9200万円。連結売上げは、一部子会社が連結から外れたことなどから、20.1%の減収。連結当期純利益は、赤字子会社が連結から外れたことなどから、38.9%の減益となった。

 単体売上高は40億1300万円で、営業利益が8億100万円、経常利益が8億3600万円、純利益が5億300万円。単体の売上げは微増の1.6%増で、単体当期純利益は、研究開発や広告宣伝投資を積極的に行ったことなどから、6.3%の減益となった。

 2012年1月期の連結業績予想は、売上高が43億8000万円、営業利益が4億5000万円、経常利益が4億7000万円、純利益が3億2000万円。単体では、売上高が41億2000万円、営業利益が3億8000万円、経常利益が4億5000万円、純利益が3億7000万円。(信澤健太)

青野慶久社長