NSD(今城義和社長)は、5月12日、2010年度(11年3月期)の連結業績を発表した。売上高は前年度比4.6%減の333億3400万円、営業利益は15.7%減の35億8200万円、経常利益は13.4%減の37億8500万円、当期純利益は38.8%減の20億800万円。

 金融業のシステム統合案件が順調に推移したものの、製造業、サービスの受注が低迷した。また、福島県いわき市に本社を置く子会社のFSK、ディ・アクセスが東日本大震災で被災した影響や、複数の低採算案件が発生し、減収減益に終わった。

 セグメント別では、ソフトウェア開発事業、コンピュータ室運営管理事業を含む「情報サービス事業」が、製造業、サービス業のIT投資抑制の影響を受け、前年度比2.2%減の299億3400万円、「ソフトウェアプロダクト事業」は、取り扱い製品の見直しやIT投資抑制の影響で、39.5%減の13億3900万円。「人材派遣事業」では、人材派遣へのニーズの低下、法改正動向の影響で5.2%減の16億8400万円。「不動産賃貸業」は自社保有物件の稼働率向上によって7.2%増の3億7600万円という結果だった。

 2011年度(2012年3月期)の連結業績予想は、売上高が前年度比8.0%増の360億円、営業利益は3.3%増の37億円、経常利益は3.0%増の39億円、当期純利益は5.7%増の22億円。銀行系で統合・移行案件、生損保系で統合や次期損保システムが控え、来年度以降大きな案件になると見込んでいる。(鍋島蓉子)