ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA、ロバート・ハリマン会長兼CEO)は、2010年に世界で起きたソフトウェアの違法コピー被害状況をまとめた「BSA世界ソフトウェア違法コピー調査」の結果を発表した。

 「BSA 世界ソフトウェア違法コピー調査」は、BSAが調査会社IDCに委託し、03年から毎年実施している。今回は、世界116か国を対象に調査を行い、調査会社のイプソス・パブリック・アフェアーズが、世界32か国のコンシューマとビジネスPCユーザー1万5000人に行った調査結果を追加している。

 調査の結果、日本の違法コピー率は前年比1%減の20%。2003年の調査開始以来、初めて最も違法コピー率の低い国として、世界1位(米国、ルクセンブルク大公国と同位)を達成した。一方、損害額は16.24億ドル(約1431億円)に上り、ワースト10位(前年8位)となった。

 世界の違法コピー率の平均値は42%だが、過半数の国で62%以上の数値となっている。世界の総損害額は587.54億ドル(約5兆1756億円)に上り、03年調査の2倍近い金額に達した。ソフトウェアマーケットが急拡大する新興国が、総損害額の50%以上となる319億ドル(約2兆8101億円)を占めた。(鍋島蓉子)