【大連発】中国・山東省第二の経済都市、煙台市は、渤海湾を挟んで遼寧省大連市の南対岸に位置する。日本・韓国との緊密な経済連携を行っているというその煙台市は、サービス関連の産業を強化するため、新たなソフトウェアパークの建設を計画している。煙台高新技術産業園区管理委員会の畢秋軍副主任に話を聞いた。

 ──なぜ、ソフトウェアパークの建設計画がもち上がったのですか。

 畢副主任
 煙台市は地理的に日本と韓国に近く、日本語教育も盛ん。大阪との直行便があります。食品・機械・電子情報・鉱業に強みをもち、とくに金の採掘では中国一の生産量です。しかし、工業系に強い一方で。サービス関連の産業は弱い。そこで、ハイテクサービスに投資して発展させることを決めました。

 ──誘致対象は主に日本企業と考えていいのでしょうか。

 畢副主任
 ハイテク、ソフトウェア、アウトソーシングを、日本と韓国から誘致したいと考えています。また、中国国内企業や、外資・合弁企業などを誘致します。

 ──中国にはソフトウェアパークが相当数ありますが、そのなかで煙台のソフトウェアパークはどのような特色をもっていますか。

 畢副主任
 ソフトウェアパークの先輩にあたる大連市の施策をベースに、煙台市も特別な環境をつくります。まず、独立地域として10km2の敷地にソフトウェアパークを立ち上げて、水準としては中レベル以下のデータ処理から始めようと考えています。メリットは、人材コストが大連の2分の1と安いこと。教育にも熱心で、人材は豊富です。またリゾート地に近いなど、自然環境も豊かです。

 ──第1期工事の着工はいつですか。

 畢副主任
 今年8月に、1棟目の建設に取りかかります。まず1.2km2を開発します。

 ──大連ソフトウェアパークの場合は、政府の政策に従って、民間主導で開発しました。煙台では政府、民間のどちらが主導していくのでしょう。

 畢副主任
 政策は政府主導で、民間の投資を得てつくる方針です。

 ──ありがとうございました。

(鍋島蓉子)

煙台高新技術産業園区管理委員会の畢秋軍・副主任