ブイキューブ(間下直晃社長)とプレミアコンファレンシング(PGi、デニス・チュー社長)は、相互の技術協力や新製品の開発、販売チャネルの拡充などで業務提携したことを発表した。ブイキューブ製品の音声機能を拡張するための技術パートナーシップに加え、PGiによる日本と中国を中心とする主にアジア地域におけるブイキューブ製品の販売を進める。

 8月以降、技術パートナーシップによって、ブイキューブ製品「V-CUBEミーティング」「V-CUBEペーパーレス」に五つの音声(電話)機能を段階的に追加する予定。追加機能は次の通り。(1)日本国内13都市――東京/大阪/札幌/仙台/千葉/立川/横浜/浦和/静岡/富山/名古屋/広島/博多――のローカルアクセス番号(2)45か国66都市のローカルアクセス番号、59か国の国際フリーダイヤルアクセス番号(3)ウェブ会議に入室した参加者に電話をするコールミーバック機能(4)電話回線からウェブ会議室に入室している参加者の音声コントロール(5)会議参加者のリストと話をしている人の表示機能。

 音声機能の拡張は、3ステップで順次実施していく。ステップ1ではPGiの「Ready Conference」と統合し、国内での電話会議の利用を希望する企業向けに展開。ステップ2ではPGiの「Global Meet」と統合し、国内外での電話会議の利用を希望する企業向けに展開。ステップ3では電話とVoIPの混在によるハイブリッドモデルを実装し、「V-CUBE」の既存ユーザーに標準機能として提供する。間下社長は、「地域に応じて、VoIPと電話を使い分けることができるようになる。年内には、ステップ3までの機能拡張を実現したい」と話した。

 ブイキューブのウェブ会議サービス「V-CUBE」は、日本のASP市場で4年連続シェア1位(シード・プランニング調べ)。遠隔会議のほか、eラーニングやウェブキャストなどのソリューションがある。音声部分については、PC上のマイク、イヤホン(ヘッドセット)を使用するVoIP(Voice over IP)を提供。東京(03)へのダイヤルインも提供してきた。ここ数年の急激な需要増加のなかで、音声部分に電話会議サービス並みの国内・海外アクセスポイント、会議室から参加者へ電話をする機能、音声とウェブ会議の統合機能の必要性が高まっていたという。

 一方、PGiは、電話会議サービスの日本国内ASP市場で、海外拠点をもつ企業として3年連続シェア1位(シード・プランニング調べ)。電話会議サービスは、国内向けの「Ready Conference」、グローバル展開する企業向けの「Global Meet」を提供している。ウェブ会議サービスも販売してきたが、ブイキューブ製品に関する問い合わせが少なくなかったという。PGiの宮地孝幸副社長は、「国内のウェブ会議市場で高いシェアを占めているブイキューブ製品を当社経由で販売できる」と、ブイキューブとの業務提携の魅力を語った。(信澤健太)

握手を交わすブイキューブの間下直晃社長(左)とプレミアコンファレンシングの宮地孝幸副社長