日本IBM(橋本孝之社長)は、企業向けソリューションの開発・マーケティングを行うリコーのビジネスディベロップメントセンターが、IBMのクラウド型企業向けコラボレーション・サービス「IBM SmarterCloud for Social Business(SCSB)」を活用して業務の効率化に取り組んでいることを発表した。

 リコーは、業務プロセス改善の一環として、昨年10月以降、ビジネスディベロップメントセンターの全社員と世界各地でビジネスソリューションを開発・提供するリコーグループ社員の一部がSCSBを試験的に活用している。

 具体的には、新商品の企画で、国内外のさまざまな販売会社から市場のニーズを集めたり、各地域に即した適正価格や商品名を検討したりする際に、SCSBの「フォーラム」や「オンライン会議」を活用。従来から活用している電話やメールでのコミュニケーションに加えて、SCSB上で関係部門が一堂に会して情報を提供し合うことで、新商品の企画から販売準備までの時間を約20%削減した。

 さらに、「アクティビティー・テンプレート」を使って、文書に記載された業務プロセスを実施。プロセスを自動化することで、業務の効率化だけでなく、業務の引継ぎや世界の社員との業務の共有が容易になったという。

 リコーのビジネスディベロップメントセンターは、プリンティングやスキャニングなどのドキュメントソリューションをはじめ、業種・業務向けソリューション、クラウド型の出力機器管理システムなど、企業向けソリューションを開発・提供する組織。2011年以降、主にスマートフォンやタブレット端末向けにアプリケーションを開発し、「RICOH TAMAGOシリーズ」として提供している。

 SCSBは、IBMがパブリック・クラウドで提供する企業向けコラボレーション・サービス群。電子メール、コラボレーション、ウェブ画面共有の3サービスを国内外のデータセンターから提供している。(信澤健太)