BCN(奥田喜久男社長)は、3月23日、クオリティソフト(久保統義社長)、GMOグローバルサイン(中條一郎社長)と共同で、スマートデバイス関連のITソリューションをテーマに、「SIerのためのビジネス講座 Vol.1」を開催した。会場には、SIerやITサービス会社など約100人が集まった。

 セミナーは、IT産業で注目のテーマであるスマートデバイスを取り上げ、市場動向と有力な商品・サービスをITベンダーに紹介。タブレット端末を活用したユーザーの先進事例と、タブレット端末やスマートフォンを企業が導入する際に有効なITソリューションを解説した。

 事例紹介のセッションでは、ソフトバンクモバイルビジネス推進統括部の中山五輪男シニアエヴァンジェリストが、「iPad」を導入して売り上げの向上と業務効率化につなげた事例を、動画を交えて説明した。中山シニアエヴァンジェリストは、「人間を賢くする魔法のデバイス」とiPadを表現し、複数の導入事例を紹介。iPad用の独自アプリケーションソフトを開発したケースや、クラウドサービスとiPadを組み合わせたソリューションの効果を語った。

ソフトバンクモバイルの中山五輪男シニアエヴァンジェリスト

 続くセッションでは、クオリティソフトの坂田光太郎ゼネラルビジネス営業部部長ががモバイルデバイス管理(MDM)ソリューションを紹介。「スマートデバイスが今後企業で浸透するのは間違いないが、そうなれば情報を漏らさないためのセキュリティ確保がこれまで以上に求められる」と話したうえで、クオリティソフトのクラウドソリューション「ISM CloudOne」を提案した。

 「ISM CloudOne」は、パソコンとiOS、Android搭載端末を一元管理してセキュリティ対策を施すことができるクラウドで、2011年末で約1万7000社に納入した実績がある。坂田氏は、容易な管理方法と、万が一、端末を紛失した場合に、遠隔地から端末の操作を制御できる機能など、主な利点を紹介した。

クオリティソフトの坂田光太郎部長

 最後のセッションでは、GMOグローバルサインの法人営業部の中嶋康章氏が「スマートデバイスのセキュアな業務利用に必須な端末認証」をテーマに話した。

 GMOグローバルサインは、正規のユーザーが利用する端末に電子証明書を組み込むことで端末を認証し、不正なアクセスを防ぐソリューションを提供している。中島氏は、iOS搭載のスマートデバイスに電子証明書を発行するサービス「マネージドPKI Lite for Mobile」を紹介。iPhoneとiPadに電子証明書を組み込むことで、不正な端末からのアクセスを防ぐことができるメリットを、デモンストレーションを交えながら解説した。

GMOグローバルサインの中嶋康章氏

 会場にはSIerやITサービスなど、100人ほどが詰めかけて全セッションに真剣に耳を傾け、スマートデバイスの関心が改めて高いことを印象づけた。(木村剛士)

SIerとITサービス会社が会場を埋め尽くした