大手SIerのITホールディングスグループTIS(桑野徹社長)は、6月6日、化学メーカーの三洋化成工業の中国とタイ、米国の3か国、7拠点の海外連結子会社の基幹業務システムを、TISの企業向けクラウド基盤サービス「TIS Enterprise Ondemand Service(T.E.O.S.)」上で一元的に統合すると発表した。2013年1月には第一期システムが中国で稼働し、以後は5月にタイと米国で導入を進める予定だ。

 プロジェクトでは、TISが新システム構築とクラウドサービスを利用したサーバー、ネットワークの導入・運用を支援。新システムにはSAPの基幹業務ソフトウェア「SAP ERP」を採用し、グローバル化に対応したグループ経営管理を実現するシステムの構築を目指す。

 システムを稼働させるITインフラには「TIS Enterprise Ondemand Service(T.E.O.S.)」を採用し、構築のテスト環境から本番稼働までをクラウド環境で実施。稼働後のシステム管理もTISのデータセンター(DC)で一元化する。

 また、「SAP ERP」の導入では、TISのこれまでの経験とノウハウを活用したオリジナルの製造業向けグローバルテンプレートをベースに、「海外連結子会社システム業務のグローバル標準化を行う」「各国の税制要件に対応する」という三洋化成工業の要件を実装したシステムとして構築する。