アプリ・スマート（高京徹代表取締役）は、入力したキーワードに関連する単語を検索・表示するiPhone/iPad向けアプリ「いもづる大辞典」を発売した。App Storeでの価格は450円。

　ユーザーが入力したキーワードに関連する単語をインターネットで収集し、最大30語をチャートで表示するアプリ。人・場所・モノの相互関係性に着目したシステムを研究している京都大学の新熊亮一准教授、SI（システム・インテグレーション）ベンダーの神戸デジタル・ラボ、アプリ・スマートが共同で開発した。

　キーワードを入力してタップするだけで、関連する単語をいもづる式のチャートで表示。ユーザーは、文字列一致型の検索では思いつかないようなものごとの関連性に気づくことができる。1階層で最大30語を表示し、2階層以降ではより関連性の薄い単語を表示していく。最大3語に共通する関連語を絞り込んでいくドリルダウン機能も備える。

　表示する関連語の意味をWeblioや英辞郎、ウィキペディアなどの辞書サイトで調べたり、関連する画像・動画、Twitterでのつぶやきを検索したりできる。

　近日中に英語版を発売する予定。アプリ・スマートは、今後、この技術を応用して、企業向けに社内で蓄積した文書や専門知識の関連性を図示するツールの開発に取り組む。（真鍋武）