日本IBM(マーティン・イェッター社長)は、モバイル、ソーシャル・ネットワーク時代のe-コマースのための統合プラットフォーム基盤を提供するソフトウェアの最新版「IBM WebSphere Commerce V7.0 Feature Pack 6.0(V7FEP6)」を発売した。

 「IBM WebSphere Commerce」は、B2C(消費者向け)からB2B(ビジネス向け)まで、幅広いe-コマースの迅速な立ち上げを支援するミドルウェア・プラットフォーム。カタログとコンテンツ管理、パーソナライゼーション、e-マーケティング、ガイド販売、オーダー管理や、これらを包括的に活用したサンプルストアなど、豊富な機能を提供してきた。

 最新版では、スターター・ストアにモバイル機能を組み込み、モバイルストアの迅速な立ち上げを支援する。また、個客の行動特性に合わせたより複雑なマーケティングやプロモーションの機能を強化した。あらかじめ作成したシナリオに沿ったキャンペーンやクーポンの発行の表示を、来訪者のデータに合わせて動的に表示させることができる。

 さらに、複数チャネルの統合管理機能を強化し、ブランド、事業部、グループ内企業、国ごとに異なるe-コマースサイトの立ち上げと統合管理を容易に実現。グローバル化するビジネスのスピードに合わせた迅速な事業の展開、拡張を支援する。また、実店舗と複数のネットショップでの在庫から販売までを管理するマルチチャネル機能を強化して、企業のオンライン・ツー・オフライン(O2O)マーケティングを支援する。

 「V7FEP6」は、新たに企業向けモバイル・アプリケーションの開発・実行環境を提供するソフトウェア「IBM Worklight」、サイト訪問者の経験を可視化することでサイトの問題や障害を発見するソフトウェア「IBM Tealeaf Customer Experience」と連携。マルチデバイスに対応する高度なサイトの作成や、訪問者にとって利用しやすいe-コマースサイトの構築を支援する。

 Windows、AIX、IBM i、Linux、zLinux、Solarisの各環境で稼働し、今後、IBM PureSystems向けのパターンが提供される予定。ライセンス価格は、約1000万円から。ユーザーが必要とする機能に合わせて、「Express版」「Enterprise版」「Professional版」を用意する。なお、開発環境として「Developer版」の購入が必要になる。