法人向けクラウドサービス「IIJ GIO」を手がけるインターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)は、ビッグデータ活用の検証基盤である「IIJ GIOビッグデータラボ」のパートナー販売の拡大に動く。データ分析やビジネスコンサルティングなどと組み合わせて、ビッグデータ活用の入り口となるソリューションとして提供していく。

山口新二
部長
 「ビッグデータラボ」は今年の6月に発売した。サーバーの基本的な設定やミドルウェア、データ分析ツールをインストールした状態で提供している。ユーザー企業は、「ビッグデータラボ」を使えば、自社で環境を準備することなく、ビッグデータ活用を検証することができる。

 IIJは「ビッグデータラボ」をこれまで主に自社でユーザー企業に提案してきた。直近では「2ケタの商談を進めている」(ソリューション本部アプリケーションソリューション部の山口新二部長)という。今後、導入の活性化を目指して、システムインテグレータ(SIer)やISV(ソフト開発事業者)によるパートナー販売に注力する。

岡田晋介
課長代行
 「ビッグデータラボ」を担当するソリューション本部アプリケーションソリューション部アプリケーションソリューション2課の岡田晋介課長代行は、「ユーザー企業は、ビッグデータ活用への関心が高い。しかし、社内に専門の人材やスキルが不足しており、実現のハードルが高い」と捉えている。そんななかにあって、「ビッグデータラボ」によって、販売パートナーとともに「必要なIT環境とビジネスプランをセットで用意する」(同)ことで、ユーザー企業にとってビッグデータ活用に乗り出すハードルを下げることを目指す。

 IIJは「ビッグデータラボ」をツールとして、ユーザー企業にビッグデータ活用の可能性を実感してもらい、将来、「本番システムの構築案件につなげる」(山口部長)ことを狙う。同社は、2012年にビッグデータ事業に参入した。「IIJ GIO」のクラウド基盤を活用し、商材開発に取り組んできた。2014年には、本格的なビッグデータ活用ができるプラットフォームを投入する。「ビッグデータラボ」をそのプラットフォームに組み込み、一機能として提供していく。(ゼンフ ミシャ)