日立製作所(中西宏明社長)は、12月11日、日立コンサルティング(芦邉洋司社長)、日立システムズ(高橋直也社長)、日立ソリューションズ(佐久間嘉一郎社長)をはじめとする日立グループ各社とともに、デスクトップ仮想化を中心とするクライアントソリューション事業を全面的に強化すると発表した。

 社内外のデータや経験・知識の統合的な活用による新たなビジネス価値の創出を支援するクライアント環境の実現をコンセプトとして、投資計画の策定から、設計、構築、運用までをトータルに支援する日立クライアント統合ソリューション「Hitachi unified client experience platform(日立ユニファイドクライアントエクスペリエンスプラットフォーム)」を体系化し、12月13日から順次提供する。

 新たに体系化した「日立クライアント統合ソリューション」は、セキュリティの強化や、クライアントPCの運用管理負担の軽減を実現する「セキュアクライアントソリューション」のコンセプトを大きく進化させたもの。日立グループが約10年間にわたって培ったVDIシステムの設計、構築、運用に関する豊富な経験・知識をもとに、中期的な視点で顧客に最適なクライアント環境の実現に向けた投資計画を策定する新サービス「クライアント環境構想策定支援コンサルティング」と、VDIシステムの導入や運用にかかるコストを最適化する製品・サービス群を新たに整理、拡充した「システム資産・運用最適化ソリューション」で構成する。

 「システム資産・運用最適化ソリューション」の新サービスとして、VDIシステムをクラウドサービスとして提供するDaaS(仮想デスクトップサービス)で、システム規模やコストで選択できる「かんたんPrivate DaaS」「ターミナルサービス型仮想デスクトップサービス/プライベートDaaS」を追加したほか、VDIシステムの監視・運用を支援する「仮想化統合監視・運用サービス」の提供を開始する。

 価格は、「かんたんPrivate DaaS」のリソース課金型が1サーバーあたり月額13万1250円から、ユーザー課金型が1ユーザーあたり月額6563円から。「ターミナルサービス型仮想デスクトップサービス/プライベートDaaS」が1ユーザーあたり月額3045円から。「クライアント環境構想策定支援コンサルティング」と「仮想化統合監視・運用サービス」は個別見積もり。

 また、VDIをはじめとするクライアント環境に関する専門的な経験・知識を有する約100人体制のグループ横断プロジェクト組織「クライアント統合ソリューションビジネス開発ラボ(ビジネス開発ラボ)」を、12月11日付で設立。今後、「ビジネス開発ラボ」を中心に「日立クライアント統合ソリューション」の積極的な提案と新たなソリューションの開発を推進し、15年度にクライアントソリューション事業全体で1200億円規模の売り上げを目指す。