Zabbix Japan代表
すでに22社の国内ITベンダーがパートナーに名を連ねているが、寺島代表は、「OSSであるZabbixは基本的にすべての機能を無料で使ってもらえる。だからこそ、開発サイクルはユーザーやパートナーからのフィードバックがあってこそ成り立つ。日本のユーザーは外になかなか情報を出してくれない傾向があるが、どんなかたちでもいいので、フィードバックをたくさんしてほしい。日本とラトビアを結んで、ソフトウェアの向上に貢献していきたい」と、参加者に訴えた。
カンファレンスではこのほか、パートナーの関連ソリューションや導入事例を紹介。Zabbix Japanは、ぷらっとホーム(鈴木友康社長)製のハードウェアを採用したアプライアンス「Zabbix Enterprise Appliance」も展開しているが、ぷらっとホームの担当者が、このアプライアンス製品のメリットを解説。「企業システムやネットワークに監視システムは必要不可欠だが、導入時にハードウェアやOSの選定、各種ソフトウェアのインストール、設定作業などが必要で、手間がかかる。こうした課題を解決するのがアプライアンス」と説明した。また、これらのメリットによって、「中小規模の企業でも監視システムを導入しやすくなる」とも述べた。(本多和幸)