沖データ(OKIデータ、平本隆夫社長)は、IT・デジタルコンテンツ分野の専門学校であるHAL東京と共同で、「MICROLINE VINCI CM制作コンテスト」を開催した。同社は、昨年5月、プロフェッショナル向けプリンタの新ブランド「MICROLINE VINCI(マイクロライン・ビンチ)」を発表した。今回のコンテストは、HAL東京の学生が授業の一環としてそのCMを制作し、成果を競い合う産学連携企画だ。1月20日に表彰式を開き、学生がそれぞれの作品をプレゼン形式で披露。最優秀作品などを表彰した。OKIデータにとっては、クリエイターの養成に協力しつつ、クリエイティブ業務の現場で長年実績を積み重ねてきた「MICROLINE」のブランド力向上を図るという戦略的な取り組みといえる。こうした企画を今後も継続する意向だ。

栗本清 取締役
 CM制作の対象製品となったのは、「MICROLINE VINCI」シリーズのなかの5色トナー搭載のA3カラーLEDプリンタ「C941 dn」。従来製品のCMYKの4色に加え、「クリアー」か「白」の5色目のトナーを追加したことで、多彩な色の表現を可能にした。ペーパーハンドリングも強化しており、OKIデータは、商業印刷の需要を捉え、メーカーのデザイン部門などにも訴求していく方針を打ち出している。

 コンテストには、HAL東京のCGアニメーション学科に在籍する60人、ミュージック学科に在籍する35人の計95人の学生が参加。4チームに分かれてCM制作に取り組み、先生やプロのクリエイターのアドバイスを受けながら、約9か月をかけて作品を完成させた。

 審査員は、デザイナー向け雑誌の編集長や、広告代理店のアートディレクターのほか、OKIデータ取締役・国内営業本部長の栗本清氏、国内営業本部MICROLINE VINCI市場開拓プロジェクトリーダーの小宮壮一郎氏らが務め、最優秀賞と次点のOKIデータ賞を選定・表彰した。

 栗本氏は、「学生の皆さんにクリエイティブ業務の実際の現場に近い環境を提供させていただいたことには大きな意義があったと思うし、『MICROLINE』ブランドに対する思い入れも育んでいただけた」と話すとともに、「どの作品も予想以上のできばえで驚いた」と、各作品のクオリティを評価した。OKIデータは、コンテスト参加作品を2月中旬から同社のホームページやFacebookなどで紹介するほか、プロモーションにも活用していく。(本多和幸)

プレゼン形式で学生が作品を披露