日立システムズ(高橋直也社長)は、3月18日、中国・香港のTC Asia Pacific Holdings(谷口直毅C.E.O)が、タイの生産子会社であるTaiyo Cabletec(Thailand)の生産管理システムとして、日立システムズとインフォアジャパン(尾羽沢功社長)が連携して提案した製造業向けERPパッケージ「Infor SyteLine」を採用したと発表した。

 TC Asia Pacific Holdings は、香港を中心とする日本を含む東アジアとASEAN地域に高品質の電線・ケーブル加工製品を供給する8社を統括する持ち株会社。グループには、日本2工場、中国2工場、タイに1工場があり、日本だけでなく経済成長が著しい中国やアセアン諸国の発展を視野に入れた生産拠点と営業網を構築している。その一環として、2009年に建設したタイ工場の生産管理(原価、工程、在庫)を強化し、市場のグローバル化を踏まえて、強固で内外環境の変化に迅速に対応できる情報基盤を確立したいと考えていた。

 日立システムズは、インフォアの「Infor SyteLine」をはじめ、グローバル対応可能な製品の導入実績・ノウハウを生かして、日本企業の海外進出を支援している。今回、日立システムズが有するデータセンター(DC)やクラウド技術、グローバルでの導入実績、営業・設計のスピーディな対応、インフォアとの連携、コンサルティングから設計・構築、運用、保守までのワンストップサービス、適切な費用などが総合的に評価され、TC Asia Pacific Holdingsのタイの生産管理システムとして、「Infor SyteLine」が採用された。

 インフォアの「Infor SyteLine」は、国内で約200社、海外で約5500社が導入している多通貨・多言語に対応したERPパッケージ。見込み生産や受注組立て生産、ハイブリッド生産など、多様な生産形態に対応し、統合部品表機能やリアルタイムの原価管理機能など、製造業向けの機能が充実している。TC Asia Pacific Holdingsがタイで導入する新システムは、「Infor SyteLine」の機能を最適化し、日立システムズのDC内に設置したクラウド基盤上に構築し、6月に稼働する予定。

 日立システムズは、「Infor SyteLine」のゴールドパートナーとして、インフォアと販売、導入支援、運用サポートの各分野での連携をさらに強化するとともに、今回の受注事例を生かして、中堅・中小規模製造業の海外進出やグローバル事業基盤強化をサポートしていく。