NEC(遠藤信博社長)は、6月5日、タイ現地法人のNECタイを通じて、タイのPBSテレビ(Thai Public Broadcasting Service)から、地上デジタルテレビ放送用のデジタル送信機を受注したと発表した。今年4月から2015年8月にかけて順次納入し、合計で44カ所の送信所に設置する。

 受注したのは、NECの最新型UHFデジタル送信機「DTU-70D」「DTL-30」。アンプを効率化する手法のドハティ(Doherty)方式の高効率電力増幅器を搭載したことによって、従来の地上デジタルテレビ放送用送信機と比べて、約40%の消費電力を削減する。受注は、高効率・低消費電力を実現した送信機の高い技術力に加え、1997年からPBSテレビの前身であるiTVに納入しているアナログテレビ送信機の運用実績が認められたもの。

 タイでは、これまではアナログテレビ放送だけだったが、PBSテレビが、NECが供給する送信機を活用して、4月1日にタイで初めて地上デジタルテレビ放送を開始した。(上海支局 真鍋武)