ソフト開発やパッケージソフト販売などのソフトエイジェンシー(立岡佐到士代表取締役)は、「Oracle Linux」の販売を開始した。

 同社は、オープンソースソフトウェア(OSS)関連ビジネスで、データベース(DB)の「MySQL」の販売を1999年に開始した。ユーザー企業に直接販売するケースもあるが、大半はOSSを使ったシステム構築を手がけるSIerに販売している。クロスセル商品として、MySQLを使ったDBシステムのデータ二重化ソフトと暗号化ソフトを販売しているが、OSの取り扱いはこれまでしてこなかった。安定した動作環境を提供するためには、OSも網羅したほうがいいと判断。MySQLと相性がいいOracle Linuxを販売するに至った。

 Oracle Linuxを選んだ理由について、立岡代表取締役は「My SQLと連携しやすい点と、カーネルレベルのセキュリティパッチを組み込むときに再起動が不要なこと、そして、10年間の保証サービスがあること」と語る。Linuxを基幹系システムで利用するケースが増えているなかで、これらの利点がユーザー企業にメリットを与えるという。Linux市場では、レッドハットが圧倒的なシェアを獲得しているが、「Oracle Linuxは、レッドハット製品との互換性を確保しているので障壁にはならない」とした。

 当面のターゲットは、過去にMySQLを納入した既存顧客。これまでMySQLの販売でつき合いが深いけれど、OSでは取引がなかった企業に対して、OSもソフトエイジェンシーから購入してもらうように促す。

 立岡代表取締役は、「OSSはミッションクリティカルなシステムで使われるのがあたりまえになったが、依然、ユーザーが最も気にするのは安定性。MySQLとOracle Linuxの組み合わせで、ユーザーの不安を解消したい」と語り、OSSビジネスに意欲を示している。(木村剛士)