クオリティソフト(久保統義社長COO)は、バックアップ製品の販売事業を強化する。バックアップ製品を製造するベンチャー企業のデジタルアーティファクトと国内総販売代理店契約を締結。既存の自社開発製品に加えて、デジタルアーティファクトの製品もラインアップに加え、市場での競争力を高める。

久保統義
社長COO
 クオリティソフトは、IT資産管理や情報漏えい対策製品・サービスの開発・販売に強いが、関連する製品としてアップセルがしやすい、バックアップ機能のアプライアンス「QQR(Quality Quick Recovery)」も開発・販売している。

 QQRの中核技術は、デジタルアーティファクトから調達しており、これまでも協業関係にあった。今回、両社は協業範囲を広げて、デジタルアーティファクトの全製品をクオリティソフトが総販売元として国内展開することにした。デジタルアーティファクトは、災害対策用のバックアップソリューションを得意としており、とくに端末のバックアップ製品「datasaver」の評価が高い。

 デジタルアーティファクトの既存販売パートナーであるエーティーワークスとプリンストンはそれぞれdatasaverをデジタルアーティファクトから調達して、付加価値を加えて販売。エーティーワークスは「datasaver LITE」、プリンストンは「datasaver S」の名称で販売を展開している。両パートナーは、今後クオリティソフトと連携しながら、販売活動を進めることになる。

 クオリティソフトは、自社製品とデジタルアーティファクト製品との技術連携を進める計画で、マルチデバイス管理機能のクラウド「ISM CloudOne」の管理ツールで、デジタルアーティファクト製品の操作・管理をできるように改良する。

 クオリティソフトの昨年度(2014年9月期)業績は好調で増収増益だった模様。10月からの新年度には全国に販売するため、段階的に北海道、宮城県、福岡県、和歌山県に拠点を設立する予定だ。また、5都市でユーザーやパートナーに向けた年次イベント「VisionQ」も開催し、全国展開に拍車をかける。主力製品ほか、QQRやデジタルアーティファクトのバックアップ製品もアピールする計画。(木村剛士)