インターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)は、ASEAN諸国でコンテナ型データセンター(DC)モジュールの販売に乗り出している。現在、ラオス政府やマレーシアのIT企業に対して商談を進めていて、2015年の納入を目指す。

 コンテナ型DCは、従来のビル型DCと比較して、建設費用を抑えながら短期間で設置することができるほか、拡張性にすぐれるといった利点をもつ。IIJは自社が運営する「松江DCパーク」にコンテナ型を採用しており、設置のしやすさから、ASEANでも需要が旺盛になると捉えて、各国で販売を本格化しようとしている。

 現在、進行している案件のコンテナ台数は、ラオス政府向けでは1~20台、マレーシアIT企業向けでは4台。IIJは、コンテナの販売に加え、ネットワーク構築・運用など、周辺サービスも提供する。コンテナ型DCの分野では、日立製作所やファーウェイ・テクノロジーズなどが競合になるという。競合ベンダーとの差異化については、「通信というIIJの強みを打ち出して差異点を明確にし、案件の獲得に動きたい」(久保力・サービスオペレーション本部データセンターサービス部長)という。(ゼンフ ミシャ)