リード エグジビション ジャパン(石積忠夫社長)主催のIT専門展示会「Japan IT Week 2014 秋」が、10月29~31日の3日間にわたって千葉・幕張メッセで開催された。経営層やシステム担当者など、3万2000人近くが来場し、データセンター(DC)運用の最適化やモバイルセキュリティ、クラウドなど、旬のテーマに興味を示していた。

約3万2000人が来場した「Japan IT Week 秋 2014」

 「データセンター構築運用展」に出展したATENジャパンは、システムの一元化や電力・空調管理などに悩んでいるデータセンター(DC)事業者向けに、IP KVMスイッチやeco PDU(インテリジェントPDU)などのハードウェアと統合管理ソフトウェアを組み合わせて見える化・リモート化し、同時に省エネやコスト削減も実現するソリューションを披露していた。担当者によれば、「将来、増設や移設を検討しているDC事業者が多くを訪れた」という。

ATENジャパンはIT管理とファシリティ管理の両立をテーマにソリューションを披露

 モバイルセキュリティでは、エムオーテックスのブースが賑わっていた。スマートデバイスの資産管理、行動管理、セキュリティ対策モバイルセキュリティを同時に実現する「LanScope An」や、「LanScope An」からスマートデバイスの紛失・盗難対策機能を切り出し、11月末に提供する国内初の無償版「LanScope An Free」に関して来場者が説明を求める場面が多くみられた。担当者は、「情報漏えい対策は、企業が必ず取り組まなければならない。社内のシステムやモバイルデバイスのすべてを管理できるということで引き合いがある」そうだ。

エムオーテックスのブースでは多くの来場者が熱心に機能の説明を聞いていた

 クラウド関連では、出展各社が自社の強みを生かしたサービスを披露。講演やセミナーも充実していた。なかでも日本IBMの小池裕幸執行役員による特別講演「ビジネス・ニーズの変化とこれからのクラウド選択基準」は、多くの受講者を集めた。小池執行役員は、「IT化によって企業が成長するためには、マーケティング担当者、開発者、IT管理者の三者に適したシステム・サービスを導入すべき」と訴え、「今後、企業に必要なるのは、ビジネスを自由に組み立てることができる環境の構築だ。スピード感をもって行うには、クラウドの採用がポイントになる」と説明した。(佐相彰彦)

日本IBMの小池裕幸執行役員