沖電気工業(OKI、川崎秀一社長)は、11月13日、紙幣容量、紙幣搬送速度、信頼性などの基本性能を大幅に向上し、運用コスト削減とともに顧客利便性向上を実現した省スペースATM(現金自動預け払い機)「CP21Z」を開発したと発表した。

省スペースATM「CP21Z」

 従来機に比べ現金容量を最大50%増加するとともに、信頼性を大幅に向上し、長期間の無人運用に対応する。また、省エネモードによって、従来よりも待機時の消費電力を大幅に削減した。

 紙幣の搬送速度を高速化して取引時間を短縮するとともに、レシートとカードを一括で受け取る構造にして取り忘れを防止するなど、顧客にやさしい操作性を実現。目の不自由な利用者が、音声ガイダンスで取り引きするために搭載するハンドセットは、センター問い合わせ用のIPフォンと兼用で、将来INS回線が廃止になった場合も対応できる。

 ソフトウェアは、OKIのフル機能ATM「ATM-BankIT Pro」のアプリケーションを有効活用するので、金融機関が設置環境に応じて最適な機種を容易に配置することができる。

 OKIは、これまでATM単体だけでなく、簡易ブースなど付帯設備や保守、監視、現金装填電子ジャーナル管理などの運用業務をワンストップで受託する「ATM-LCMサービス」を提供。「CP21Z」でも同様に提供する。

 価格はオープン。2015年に出荷を開始し、5年間で3万台の販売を目指す。なお「CP21Z」は、ローソン・エイティエム・ネットワークス(熊谷智社長)で15年以降の展開を予定している。