富士ゼロックス(山本忠人社長)は、11月25日、出力環境の最適化に加えて、モバイル・クラウド環境でのセキュリティ強化や、ドキュメント関連業務のプロセス最適化を支援する次世代マネージド・プリント・サービス「Next Generation Managed Print Services(Next Generation MPS)」の提供を開始した。まずは日本とシンガポール、オーストラリア、香港、韓国で提供する。

 富士ゼロックスは、2007年に日本とAPAC地域でマネージド・プリント・サービス(MPS)の提供を開始。調査会社のIDCによると、13年の売上高ベースシェアは、日本が56.0%、ワールドワイドが35.6%と、MPSでマーケットリーダーのポジションを確立している。今回、ユーザー企業がより快適にビジネスに必要な情報を入手できる環境を構築するために、ドキュメント関連の業務プロセスの改善を促す「アセスと最適化」「セキュリティと統合」「自動化と簡素化」の3段階のロードマップから成る「Next Generation MPS」を提供する。

 「アセスと最適化」では、分析ツールを導入して、出力機器の使用状況・出力コスト・環境負荷を把握。他部門との差や、ユーザーと業界標準値との比較を視覚的に提示し、改善に向けた仮想シナリオを提供したり、出力環境の管理・利用ポリシーを設定したりして、ユーザーが目指す出力環境を構築する。

 「セキュリティと統合」では、出力環境を最適化した後、オフィス、プリントルーム、モバイル、クラウドといった環境下で、ユーザー認証などのセキュリティ強化と出力の管理を行う。また、既存のユーザー認証システムや他社製の出力機器とも統合して、ユーザーごとにカラー出力枚数の制限を設けたり、機密書類の出力を制限するなどの個別設定をしたりする。

 「自動化と簡素化」では、「アセスと最適化」と「セキュリティと統合」で構築した環境から収集したデータをもとに、出力枚数や機器だけでなく、紙の文書を多く扱う業務プロセスを特定し、ドキュメントがなぜ出力され、どのように共有・配布されているのかを定量・定性データで分析して可視化。その結果にもとづいて、非効率の業務プロセスを特定し、紙ベースで行っていた業務を電子化したり、ワークフローを自動化したりすることで、情報を適切な場所に最短時間で流通させる。

 また、紙の電子化だけでなく、PCやタブレット、スマートフォンで生成したドキュメントをシームレスに共有・保存・変換できる環境を提供し、定期的なレビューを行うことで、ユーザーは常に最適な環境を維持することができる。

「Next Generation MPS」のイメージ