【ラスベガス発】アマゾン ウェブ サービス(AWS)が米ラスベガスで開催している年次イベント「AWS re:Invent 2017」の開催4日目の12月30日(現地時間)は、米AWSのワーナー・ヴォゲルスCTOのキーノートでスタート。AWS活用の最前線などをテクニカルな側面から紹介した。(畔上文昭)

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米AWSのワーナー・ヴォゲルスCTO

 ヴォゲルスCTOは「これまでのシステムは、マシンの機能に引きずられていた。未来は人間中心。UI(ユーザーインターフェース)には、声を使うのが自然」とし、近未来のシステムのあるべき姿を紹介した。

 人間は本来、声でコミュニケーションをとる。そのため、声による操作は、ユーザーにとって最もやさしいUIにあるというわけだ。また、文字が読めない小さな子どもや、ディスプレイの文字が読みにくいと感じる高齢者でも、システムを活用できるようになる。ユーザー層の拡大に貢献にすることになる。

 「誰もが自然にアプリケーションを使いたい。音声のUIに慣れたら、入力には戻れなくなる」とヴォゲルスCTO。フィリピンの農場の事例として、音声UIのシステムにより、肥料を与える時期や適切な量などを誰もが把握できるようになり、生産性の高い稲作を実現したことを取り上げた。

 その音声を活用したシステムを構築するための新たなサービスとして、ヴォゲルスCTOは「Amazon Alexa for Business」を紹介。同サービスにより、AIを活用した音声システムが構築することができる。すでに、シスコシステムズやポリコムがAmazon Alexa for Businessを採用した会議向け製品を市場に投入するという。家庭利用で注目されているAIスピーカー。そうした製品が浸透すれば、さまざまなビジネスシーンで音声UIのシステムが投入されていく可能性は十分にある。次世代システムの候補として、知っておく価値はありそうだ。