コア(松浪正信社長執行役員)は7月5日、機器単独でサブメーター精度(誤差±1m前後)の測位を実現する「COHAC∞ QZPOZ」を発売したと発表した。

 COHAC∞ QZPOZは、日本版GPSである「みちびき」を含め全世界の衛星システムを利用できるマルチGNSS測位受信機。ラインアップは、マルチGNSSでサブメーター精度の単独測位を行う標準タイプ「QZPOZ-SW」、単独測位に加えて搬送波を使用したセンチメーター精度のRTK測位が可能な「QZPOZ-RW」の2種類を揃えている。

 日本の天頂(真上)付近で1機以上の衛星を常時捉えることができる「みちびき」の信号を利用することで、建物に遮断される影響は受けにくくなり、高精度測位を実現。また、「みちびき」以外にも、Galileo(欧州)、BeiDou(中国)、GLONASS(ロシア)といった各国の衛星システムのL1帯信号に対応しており、都心部などGPSだけでは衛星の数が足りず測位精度が劣化するような場所でも、より安定した測位を実現できる。

 QZPOZ-RWでは、搬送波を使ってセンチメーター精度の位置を求められるRTK測位を行うことが可能。事前に位置を定めた場所に同製品1台を基準局として設置し、移動局として利用するもう1台とWi-Fiで接続すれば、移動局側でRTK測位によるセンチメーター精度の位置情報が得られる。

 受信機本体のサイズは、幅6cm、奥行5cm、高さ2cmと小型で、重量も50g(本体のみ)と軽量のため、人が身につけるようなシステムにも容易に組み込みが可能。外部アンテナを外出しすることで、受信機本体は内部にしまっておくことができる。BluetoothとWi-Fiの通信機能内蔵により、高精度測位結果を無線通信でタブレットやスマートフォンに適時に送ることができる。USBに接続すれば、高精度測位結果を直接パソコンなどに送ることも可能となっている。