独SUSEは8月20日、Microsoftと協業し、Microsoft Azure向けにカスタマイズした初のEnterprise Linuxカーネルの提供を開始したと発表した。

 今回、SUSE Linux Enterprise Server 15のオンデマンドインスタンスが、Microsoft Azureのワークロード用のカスタムチューニングカーネルで実行されるようになった。これによりパフォーマンスが向上し、起動時間が短縮され、メモリー使用量が減少する。また、Azure用にチューニングされたカーネルは、新規や今後リリースされるAzure機能への迅速なアクセスを可能にし、顧客の敏捷性を高める。

 AzureのSUSE Linux Enterprise Server 15のインスタンスは、デフォルトではカスタムチューニングされたカーネルで実行されるが、パッケージマネージャーZypperを使用することで標準のカーネルに容易に戻すことが可能。Azure用にチューニングされたカーネルに加えて、Azure上でSUSE Linux Enterprise Serverを使用している顧客は、SUSEパブリッククラウドモジュールの一部であるクラウドネイティブ導入のための多数のツールとリソースを利用することができる。Linuxコマンドプロンプトを通じてAzureのリソースを管理する機能などがその一部となっている。

 Azure用にチューニングされたカーネルを搭載したSUSE Linux Enterprise Serverは、現在、Azure Marketplaceで、サポートを含め標準価格で提供している。