ニュース

凸版印刷と富士通FIP、セイコーマートにハウス電子マネーを提供

2018/10/02 19:30

 凸版印刷(金子眞吾社長)と富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP、米倉誠人社長)は10月1日、セイコーマート(丸谷智保社長)が運営するコンビニエンスストア全店舗で利用できるプリペイド機能付きポイントカード「ペコマカード(ペコマ)」に搭載されるハウス電子マネー「ペコママネー」に向けて、共同で運営する「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を提供すると発表した。

 ペコママネーは、事前にチャージ(入金)することで小銭が不要となり、買い物でもクラブカードポイントが貯まるポイントカード。セイコーマートでは、10月1日にセイコーマート全店でペコマの募集(新規申込、現行カードの切替)と利用を開始した。初年度は、約150万枚のペコマカード発行を目指す。

 また、セイコーマートが提供中のスマートフォン向け会員証アプリ「セイコーマートアプリ」にも、ペコママネーを登録してバーコードを表示することで店舗での支払いに使える機能を搭載する。なお、セイコーマートアプリには、凸版印刷の提供するCRMツール「お買い物アプリ」が採用されている。

 今回、ペコママネーに、凸版印刷と富士通FIPが提供するサーバ管理型プリペイドASPサービスが採用された理由については、同サービスの豊富な導入実績と、大量の取引データを処理しながら安定したサービスを維持しているシステム信頼性が高く評価されたとしている。また、POS接続や従来のポイントカードの会員を引き継いでプリペイド機能付きポイントカードを実現するノウハウなど、導入や運用面でのサポート力も評価された。すでにサービス提供しているスマートフォンアプリと連動して、カードレスのバーコード支払を実現し、合わせてポイント会員のデータと決済を組み合わせたCRMへの展開も期待されているという。

 凸版印刷と富士通FIPでは、今後もペコマを中心とした顧客サービスの拡充に向けてセイコーマートを支援していく。ペコマの利用者拡大に向けた販促施策に協力していくほか、セイコーマートの顧客により満足してもらえるよう、ペコマの機能強化とともに、さまざまなソリューションを提供していく。同時に、両社はサーバ管理型プリペイドASPサービスの機能強化と新規サービス開発を進め、全国の流通・サービス業を中心に販売を推進していく方針。
  • 1

関連記事

富士通マーケティングと富士通エフ・アイ・ピー、ゴディバジャパンにギフトカードサービスを提供

富士通FIP、「テレワーク・デイズ」に特別協力団体として参加

数万行のプログラムの向こうにみたITの可能性

外部リンク

凸版印刷=https://www.toppan.co.jp/

富士通エフ・アイ・ピー=http://www.fujitsu.com/jp/group/fip/

「サーバ管理型プリペイドASPサービス」=https://about.giftcard.ne.jp/