沖縄県宮古島市は、下地庁舎の3階部分にサテライトオフィスと交流スペースを兼ね備えた「宮古島市ICTセンター」を10月1日に開設した。その施設内部を視察してきた。

「宮古島市ICTセンター」が入る宮古島市役所下地庁舎

 宮古島市ICTセンターが入る宮古島市役所下地庁舎は、2005年の市町村合併前、下地町の下地町庁舎だった。その後は宮古島市役所下地庁舎として活用されているが、3階部分は議場であったことから、市町村合併後に使われることがなくなってしまった。

 今回、この空いたスペースを有効活用するため、地域活性化の拠点となるICT交流センターとして生まれ変わった。
 
傍聴席だったところをコワーキングスペースに、議席はそのまま活用している

 コワーキングスペースを兼ねた交流スペースは、元議場だった雰囲気を残したままリフォームをした。傍聴席だったスペースは、テーブルと椅子を置きコワーキングスペースとして利用できるようにした。また、テーブルや椅子を移動すれば、イベントスペースとしても利用できる。
 
議席札ごと残した議席

 議席は、議席札ごと残し、仕事がしやすいよう各席にコンセントを設置。最上段にある議長席も含めて、議席で作業ができるようにした。
 
議長席からの景色

 元議場と廊下を挟んだ向かいには、企業が入居できるサテライトオフィススペースを四つ用意した。現在、すでに3社が入居しており、あと1社の入居を募集している。また、ミーティングスペース、目の前の海で泳いだ後などに使用できるシャワールームも完備する。

 議長席の後方にあたるスペースは、周りの音を気にせず電話や作業ができる個室を用意。また、お試しオフィスも二つ設けた。
 
集中して作業ができる個室

 コワーキングスペースは、入居企業以外の個人も利用できる。利用料は、3時間以内の利用が550円、1日利用が1100円で、法人が年間11万円で利用できる。営業時間は、平日の10時から17時まで。誰でも利用できる形態にすることで、旅行者でも利用できるようになり、仕事をしながら滞在するという新しい観光スタイル「ワーケーション(ワーク+バケーション)」でも期待されている。
 
ベランダから海が見える