パナソニックは、国際標準規格IEEE 1901-2020に準拠した技術や機能を搭載した半導体を設計するためのHD-PLC4 IPコアのライセンス供与を開始した。

 HD-PLC4 IPコアは、HD-PLCシリーズの第四世代として、従来の電力線を中心とした通信方式から、既設のさまざまなメタル線(制御線、同軸線など)も活用する通信に広げ、幅広い分野で利用することができる。さらに、有線通信の高速化・長距離化・省線化を実現する。半導体や周辺機器のメーカーが同IPコアを利用することで、IoT関連サービスに求められるニーズに対応できる半導体や対応機器の製造が可能となる。

 パナソニックでは、現在市場に普及しているHD-PLC3のIPコアの実績を生かし、HD-PLC4 IPコアライセンスの供与とともに、半導体実装に必要なアナログフロントエンドの提案を含め、同IPコアを利用する企業へのワンストップでの開発サポートを行う。また、今回の技術を活用した高速有線通信ソリューションとして「IoT PLC」の普及拡大を目指し、住空間だけでなく、ビル内や工場をはじめスマートシティ、スマートビルディングなどの社会インフラまでをカバーする大規模ネットワークへの応用展開を図る。

 なお、HD-PLC4 IPコアをソシオネクストに先行的にライセンス供与を行う。これによって、従来のHD-PLC半導体に比べ低消費電力で、高性能な第4世代のHD-PLCの半導体の供給が行われ、さまざまなIoT機器への組み込みが期待される。