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都築電気、「情報セキュリティマネジメントシステム」認証を更新

2025/06/13 15:44

 都築電気は6月12日、「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)」の認証を更新したと発表した。今回の更新では、クラウド動態管理・配送管理サービス「TCloud for SCM」と、クラウドコミュニケーションサービス「TCloud for Voice」で新規に認証を取得した。

 働き方の変化にともなう急速なクラウドサービスの発展や、それに比例するサイバーリスクの拡大、コンプライアンス意識の高まりなどから、企業にとって情報資産を守る重要性は日々向上している。こうした環境のなか、顧客に安心して同社サービスを利用してもらうため、今回の認証更新に至った。

 新たにISMS認証を取得したTCloud for SCMは、サプライチェーン・ロジスティクス領域でのさまざまな業務データを収集、可視化、分析し、スマートフォンを活用して車両走行情報や作業情報のリアルタイム管理を実現するサービス。これまで同社が蓄積してきた物流システムの導入経験を生かし、データの力で顧客を取り巻く社会課題の解決を支援する。

 同サービスは、リアルタイムな配送状況の可視化、納品先への到着時刻予測・通知、ナビ・納品先カルテ機能などの基本機能に加え、温度管理や検品などの豊富なオプションサービスを提供している。これにより、運行管理者・ドライバーの負荷低減や配送品質の向上に寄与する。

 今回のISMS認証取得で、顧客の物流データや配送情報の管理・運用体制での信頼性が担保されたことから、顧客はさらに安心して利用できるようになった。今年度は、「デジタコ連携」「配送データ分析ダッシュボード」「荷待時間の自動取得」「電子サイン機能」「アルコールチェッカー連携」「積載率計算」などの新機能を提供する予定。

 一方、TCloud for Voiceは、企業などに設置されているPBX(電話交換機)をクラウド化するサービス。PBXの基本機能提供に加え、クラウド化によるコスト削減と、ワークスタイル最適化などの業務効率向上に寄与する。将来的には音声データの可視化・活用を通したさらなるDX推進を見据えている。

 今年1月から、電話回線事業者変更の制約が緩和され、顧客が利用している固定電話番号を継承したクラウド移行が柔軟に実施できるようになった。今回のISMS認証取得による信頼性向上も追い風に、多くの顧客へ価値提供できるようサービス展開に注力していく。

 今年度は「AIを活用した電話代行サービス」など最新機能の提供も予定しており、顧客のさらなる利便性向上を目指す。
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外部リンク

都築電気=https://www.tsuzuki.co.jp/

「TCloud for SCM」=https://tsuzuki.jp/jigyo/scm/

「TCloud for Voice」=https://tsuzuki.jp/jigyo/t-voice/