アシストは7月9日、「生成AI基礎力養成コース for AWS」の提供を開始した。独自のカリキュラムなどを通じて、米Amazon Web Services（アマゾン・ウェブ・サービス、AWS）の認定資格「AWS Certified AI Practitioner」（AIF）の取得を支援する。AIの普及により求められるAI人材の創出を目指す。

　生成AI基礎力養成コース for AWSでは、AWS認定インストラクターによる研修「生成AI入門コース-Generative AI Essentials on AWS-」通じて基礎知識を学習。その後、AWSが提供するデジタルトレーニングプラットフォーム「AWS Skill Builder」を活用して、実際の環境に触れながらハンズオンで知識の定着を図る。顧客のニーズに合わせてオンライン／オンサイトの両方で対応する。


　加えて、試験範囲のポイントを解説するアシスト独自の資格試験対策講座や、研修終了後にチャットを通じて学習状況の確認や不明点の解説などを行う「メンターサポート」を用意。標準で約2カ月、最短1カ月でAIFの取得が可能になるという。
　
　企業がAI人材を育成する際の、専門知識を持つ講師の不足、カリキュラムの選定や資格取得状況のフォローといった課題を解決することで、人材育成担当者の業務負担の軽減に寄与する。

　価格は最小購入数5人で129万8000円～（税込）。既存顧客と新規顧客の双方に対して、直接販売を行う。「AWSは大企業からスタートアップまで幅広い企業で利用されているため、本サービスも多くの企業に提案していく」（広報）。

　アシストでは急速に拡大するAI需要に合わせて、製品ラインアップや各種技術支援の拡充を進めていくという。（岩田晃久）