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Preferred Networksなど3社、生成AIに関するエコシステム構築へ基本合意

2025/09/19 16:14

 Preferred Networks(PFN)、さくらインターネット、情報通信研究機構(NICT)は9月18日、生成AIのエコシステム構築を目指すことで基本合意を締結したと発表した。2026年春に向け、PFNは大規模言語モデル(LLM)「PLaMo 2.0」の後継となるLLM群をNICTと共同開発する。新たなLLMはフルマネージドの生成AI向け実行基盤「さくらの生成AIプラットフォーム」において選択可能な基盤モデルとして提供される。

 LLMはさくらの生成AIプラットフォーム上でサービス化も行う。NICTのAI評価基盤の商用化に向けた検討・実証を進めるのに加え、パートナーとの協業を通じて多様な人材が活躍できる機会を生み出す。

 NICTは、PFNと共同開発するLLMやNICTが独自に開発したLLM、これまでに開発したAIなどを組み合わせたAIの複合体を開発する。これを用い、「どの程度日本文化に沿った回答ができるか」「ハルシネーションが発生するか」などを評価し、弱点を改善するための学習データを自動生成できる「能動的評価基盤」の開発も進めるという。

 そのほか協業を通じて、データのインプットからアウトプットまでを一貫して整備し、日本企業や官公庁が安心して利用できる信頼できるAIプラットフォームの提供を目指す方針を示した。
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外部リンク

Preferred Networks=https://www.preferred.jp/ja/

さくらインターネット=https://www.sakura.ad.jp/corporate/

情報通信研究機構=https://www.nict.go.jp/

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