ニュース

OBC、「入出荷管理オプション for 蔵奉行V ERPクラウド」を発売

2025/10/31 12:06

 オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、在庫の適切な管理を実現し、入出荷管理業務の効率化・リアルタイム性の向上を実現する「入出荷管理オプション for 蔵奉行V ERPクラウド」を11月10日に発売する。この製品は、「蔵奉行V ERPクラウド」「商蔵奉行V ERPクラウド」のオプションサービスとなる。

 近年、デジタル化の進展などの影響を受け、ビジネス環境は大きく変化し、企業の取引の量とスピードにも影響をもたらしている。例えば、電子商取引の市場規模では、BtoC、BtoBともに前年比5%増を超えており、多くの企業で物流量の多さや在庫の変動性が高まっている。このような変化のなかで企業が持続的な成長を続けるためには、アナログな管理体制を脱却し、デジタル中心のビジネス環境に耐えうる基盤を整えることが重要。そのため、多くの企業で、変化に強い標準化された仕組みや、ビジネスの根幹となる商品をよりリアルタイムかつ適切に管理できる仕組みのニーズが高まっている。

 しかし、SaaS型パッケージシステムでは、こうした複雑な業務に対応できるケースがまだ少なく、多くの企業がオンプレミスやIaaS型のシステムを使い続けざるを得ない状況が続いている。このためOBCは、SaaS型販売・在庫管理システムである蔵奉行V ERPクラウドと商蔵奉行V ERPクラウドの新たなオプションサービスとして、顧客が必要に応じて機能を追加・拡張できる入出荷管理オプション for 蔵奉行V ERPクラウドの開発・リリースに至った。

 このオプションによって、SaaS型パッケージシステムの蔵奉行V ERPクラウドと商蔵奉行V ERPクラウドで、リアルタイムな引当や出荷・納入管理に対応できるようになる。小売り、卸業にはとくに欠かせない在庫の適切な管理の実現や、より業務効率化やリアルタイムな情報共有ができる状態を実現する。

 具体的には、受注伝票起票時に、自社の定める優先順位に沿って在庫を自動で引当。将来の在庫数も踏まえて先引当することもでき、漏れなく・正確に商品の確保が行える。また、ピッキングリストやロケーションリストの出力によって、出荷や納入の業務フローをスムーズに進めることができる。

 欠品リストや過剰在庫リストによって、引当を加味したリアルタイムな在庫状況を把握できる。また、トレーサビリティレポートによって在庫が「いつ・どこから・どこで・誰のため」に動いたかを時系列順に可視化できる。
  • 1

関連記事

OBC、「奉行AIエージェント 連結会計支援クラウド」を発売

OBC、経理のリアルがわかるオウンドメディア「経理の畑」を開設

OBCが大東銀行とビジネスマッチング契約、地域密着型金融の機能強化へ

外部リンク

オービックビジネスコンサルタント=https://www.obc.co.jp/

「入出荷オプション for 蔵奉行V ERPクラウド」=https://pages.obc.co.jp/wf-2925-bcvintro-dl-entry.html

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>