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MJS、SaaS型クラウドERPの新製品「LucaTech GX Lite」を提供
2025/10/31 12:15
経済・社会におけるデジタル化の急速な進展や、人手不足、多様な働き方の広がり、物価変動といった経営環境の変化によって、中小企業ではさらなる業務効率化と、柔軟で迅速な経営判断、経営基盤の強化が求められている。MJSが7月に企業・事業主を対象に行った「会計事務所白書2025 業務デジタル化の進捗と課題」調査結果でも、企業・事業主がデジタル化に取り組む理由として「生産性・効率化」「業務の最適化」「人材不足を補う」ことが多く挙げられている。
また、テレワークやリモートワークなどの働き方の変化、サイバー攻撃や自然災害からのBCPなどを背景に、バックオフィス業務における業務システムのクラウド化への関心が高まっている。
こうした背景を踏まえ、LucaTech GXは堅牢なMicrosoft Azureプラットフォーム上で利用できるSaaS型のクラウドERP製品。PCにアプリケーションをインストールすることや更新作業の手間なくウェブブラウザーから「いつでも・どこからでも」利用できる。
長年にわたり顧客に利用されているMJSのERP製品の財務・会計、資産管理などの各システム(モジュール)の豊富な機能や使いやすさなどの強みを土台に、LucaTech GXは“クラウドとAIの活用による「オートメーション」「リアルタイム」「シェアリング」を実現し、経理実務の最小化と経営判断の迅速化と高度化を支援するシステム”をコンセプトに、より洗練された財務会計、固定資産、ワークフローなどの業務システムを提供する。
また、大企業での多数のユーザーによるグループ利用を前提に、システムアーキテクチャー(基本構造)や搭載機能を設計している。一方で、中堅企業・中小企業でも利用可能なように、サイズダウンした構造を採用しており、企業規模に応じた柔軟な対応が可能。三つのエディションで展開し、各エディションは、企業規模ごとに必要となるマスタや仕訳、物件などの登録件数の上限、オプション機能の利用可否によって最適化している。
まずは、中小企業で業務プロセスのIT化やDXへの対応が喫緊の課題となっているため、中小企業を対象としたサブスクリプション型のLucaTech GX Liteから提供を開始する。主に中規模企業向けの「LucaTech GX Standard」と、主に中堅企業向けの「LucaTech GX Premier」の二つの上位エディションも順次展開する予定。また、すべてのエディションで、機能やサービスの段階的な拡張も進めていく。
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