NECは11月17日、独自のインテリジェンスとAI技術を融合したサイバーセキュリティーサービスの新ブランド「CyIOC(サイオック)」を発表し、第1弾となるマネージドセキュリティーサービス「CyIOC Cyber Security Protection Package」の提供を開始した。監視・分析、防御、一次対処を支援する。
CyIOCは、NEC独自の脅威インテリジェンスを活用して、サイバー攻撃の予兆把握から能動的な防御、地政学的なサイバー脅威の分析とグローバルな攻撃トレンドに基づいた情報提供・報告支援・インシデント対応支援まで、サプライチェーンを含めた運用最適化を包括的に支援する。サイバーセキュリティーの拠点として設置した「Cyber Intelligence&Operation Center」を司令塔とする。
「CyIOC」の概要
CyIOC Cyber Security Protection Packageは、セキュリティー製品のアラート分析に加え、インテリジェンスを活用することで、未知の攻撃の兆候を早期に検出するという。選任のチームがダークウェブや地政学リスクに基づき、日本を標的とする脅威情報を収集・分析して、従来手法では検知しきれない潜在的な脅威の予兆を把握。影響範囲や攻撃の種類、資産への被害を高精度に特定できるとする。AIを活用して、分析や一次対処などの一連のプロセスを自動化し、検知から報告までの時間を短縮できる。
Cyber Intelligence&Operation Centerは、2026年度以降にAPAC(アジア太平洋地域)、EU、米国で開設を予定しており、すでに開設している日本と合わせて四つの拠点で24時間365日の監視・運用を実施。日本政府や重要インフラ事業者、海外で事業展開する日本企業向けに迅速なインシデント対応を提供し、グローバル規模でのガバナンス強化を支援する。
今後は、NECが展開する生成AI「cotomi」を活用して、企業や業種、システム種別に即したサイバー脅威の収集・選別を行うAIエージェントと、企業に特化した事業リスクアセスメントを行うAIエージェントを開発し、CyIOCに組み込んで提供する予定。
2030年度に約400億円の売り上げを目指す。価格は最小構成で月額300万円からとなる。