PeopleXは3月12日、主催したカンファレンスで2026年の事業戦略を発表した。人事課題を解決するプロダクトの共通基盤である「AgenticHR Platform」を同日にリリースし、今後は関連製品とデータを連携させることで分析や提案などの機能を随時拡張していくと表明した。
現在、プラットフォームに載るのは「AI面接」「AIロープレ」「AI面談」の3製品。AIが企業の採用面接や面談を代替するほか、商談やプレゼンテーションといった練習内容の分析やフィードバックなどを通じて支援する。個々のスキルをグラフで可視化して、チームごとのスキルが分かるといった機能も備えている。AI面接は、従来採用過程の一次面接で利用されてきたが、二次以降のオンライン面接にも同席して担当者をサポートできるようにする。26年秋ごろには、AIが採用の合否判定までの全過程を担えるようになるとの見通しを示した。
今後は採用データやスキルデータ、エンゲージメントデータなど各プロダクト情報の連携を進める。それにより、欠員予測に応じて追加補充を提案したり、成長を見込んだ社員の将来に備えてリーダー研修を促したりするなど、自律的に課題を見つけて取るべきアクションを示してくれるAI機能などを追加していく。今後5年で、プラットフォーム上に20個の製品をリリースするとした。
橘 大地 CEO
現在は育成やマネジメント、採用の領域に注力しているが、将来的にはセールスや接客、コールセンター業務、医療業務にも参入していくとしている。橘大地・代表取締役CEOは、「AIエージェントファーストでプロダクトを開発しており、日本の労働人口の急速な減少に対応するため、将来的にはAIワーカー1億人を投入したい。働き手に困らない社会をつくっていかなければならない」と意気込んだ。
(下澤 悠)