PFUは、同社OCRソフト「PaperStream」シリーズの新サービス「PaperStream AI」の提供を5月14日から開始する。生成AIを使って帳票のレイアウトを認識させることで、読み取り精度99.99%を実現した。既存のPaperStreamシリーズは帳票のどこの文字や数字を読み取るのかを事前に設定する作業が必要だったが、生成AIを活用することでOCR作業の工数削減と作業時間の短縮を実現する。
PaperStream AIは、生成AIが帳票に記入されている文言の意味や文脈を理解する力を応用して、帳票のどこに何が書いてあるのかを認識させる仕組み。例えば、品名の項目に「にんじん一袋※」とあれば、欄外に記入されている※印の注釈「8%の軽減税率を適用」を参照し、軽減税率の対象商品であることを正しく認識できる。既存製品でも手書き文字認識などのAI-OCR機能を実装していたが、帳票レイアウトを自動で認識することは難しかった。
PaperStream AIは、生成AIが帳票に記入されている文言の意味や文脈を理解する力を応用して、帳票のどこに何が書いてあるのかを認識させる仕組み。例えば、品名の項目に「にんじん一袋※」とあれば、欄外に記入されている※印の注釈「8%の軽減税率を適用」を参照し、軽減税率の対象商品であることを正しく認識できる。既存製品でも手書き文字認識などのAI-OCR機能を実装していたが、帳票レイアウトを自動で認識することは難しかった。
宮内康範 常務CTO
また、OCRの進行に合わせて確認・修正を同時に行えるため、一般的なクラウド型AI-OCRサービスと比較して待ち時間の大幅短縮が可能という。読み間違いがあれば、修正内容をAIに学習させ、ユーザー社内全体で共有することもできる。宮内康範常務CTOは、「AIの学習領域はユーザーごとに区切られており、学習内容が外部に漏えいすることはない」とし、セキュリティー対策にも配慮した設計にしている。
平原英治 社長
PFUでは専門SEがユーザー企業のドキュメント回りの業務プロセスを再設計し、システム導入から定着までを伴走支援するサービス「ドキュメントDX」も始めており、PaperStream AIと合わせて2030年度には「50億円の売り上げ創出を目指す」(平原英治社長)目標を掲げている。
(安藤章司)