年頭所感

【2014年 年頭所感】 シーエーシー(CAC)

2014/01/23 20:40

週刊BCN 2014年01月20日vol.1514掲載

酒匂明彦 社長
 生まれ変わるという意味で、当社は「ReBirth!」という標語を掲げているが、2014年はより一段と変貌を遂げるという決意を込めて、キーワードを「さらにReBirth!」としたい。世界の適材適所でソフト開発やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を行う「グローバルデリバリサービス」を拡充しており、この一環として、インドの有力SIerであるAccel Frontline(アクセルフロントライン)社にグループに加わってもらうことになった。また、14年11月には中国・蘇州のソフト開発・BPOを手がける拠点の新棟が竣工する予定で、およそ700人が働く場所を新たに確保できる見通しだ。

 アクセル社の社員は約2000人で、現在の当社連結社員が約2100人であることから、グループ化によって社員のおよそ半数は外国人という構成になる。これに蘇州拠点の人員が増える見込みであることから、当社グループの企業文化や使用言語、システム開発・運用手順など、これまでにも増してグローバル標準化を推し進める。まず、これに先立つ2014年4月1日付で持ち株会社体制へ移行するとともに、持ち株会社の社名を、これまでの片仮名表記から英語表記の「CAC Holdings」へ変更する。

 欧米にも拠点をもつアクセル社をグループに迎え入れることで、欧米市場に向けたグローバルデリバリサービスの提供体制を大幅に強化することができる。この勢いをもって、世界の主要市場をターゲットとするグローバルビジネスを加速していく。
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外部リンク

シーエーシー=http://www.cac.co.jp/