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<中国・ASEANで儲ける――現地でヒットする商材・ダメな商材>第38回 D2Dネットを制するのは誰か
2014/07/10 20:29
週刊BCN 2014年07月07日vol.1537掲載
データセンター(DC)ベンダーのKVHがアジア地域の主要100か所のDCをネットワークで結ぶ戦略に出たことを前号でレポートした。DCのネットワーク化は、国内ではBCP(事業継続計画)やDR(災害復旧)の観点から積極的に進められているが、国際的なDCのネットワーク化ではKVHが先手を打った格好だ。DC同士を結ぶネットワークは「D2D」と呼ばれ、このトラフィック量は2017年まで年率平均26%で伸び、アジア地域だけでも15億ドル(約1500億円)の市場規模に拡大するとKVHでは捉えている。
海外市場を常に意識 KVHと同じく外資系DC専業ベンダーであるエクイニクスは、今年6月から順次ユーザー企業とエクイニクスのDCとをつないで国内外で均質なパフォーマンスが維持できる仕組みをアジア太平洋地域に投入。「クラウド事業者からの引き合いも多い」(エクイニクス・ジャパンの古田敬代表取締役)ということから、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといったクラウドサービスとの広帯域接続も可能にした。KVHの他社DCも含めたD2Dのコンセプトとは若干異なるものの、D2Dを拡充するという点では共通した動きといえる。 欧米ユーザー企業からみれば、アジア地域でのDCパートナーを選定する際、日本にしか設備をもたないDC事業者よりも、アジア全域をワンストップで支えてくれるパートナーのほうが心強い。見方を変えれば、国内外のD2D網によってこうした海外需要を掴める可能性が高まることを示している。(安藤章司)
データセンター(DC)ベンダーのKVHがアジア地域の主要100か所のDCをネットワークで結ぶ戦略に出たことを前号でレポートした。DCのネットワーク化は、国内ではBCP(事業継続計画)やDR(災害復旧)の観点から積極的に進められているが、国際的なDCのネットワーク化ではKVHが先手を打った格好だ。DC同士を結ぶネットワークは「D2D」と呼ばれ、このトラフィック量は2017年まで年率平均26%で伸び、アジア地域だけでも15億ドル(約1500億円)の市場規模に拡大するとKVHでは捉えている。
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