スーゼは、商用Linuxディスリビューションの老舗で、企業のITインフラ基盤を支えている。「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」は、ミッションクリティカルなシステム向けに設計されており、延長を含むと10年以上の長期サポートを提供する。同じ国のベンダーである独SAP(エスエーピー)とは密接に連携。日本法人であるSUSEソフトウエアソリューションズジャパンの渡辺元・カントリーマネージャーは「SAP基盤の8割に当社のOSを採用いただいている」と国内企業でも大きな広がりがあることを強調する。
渡辺 元 カントリーマネージャー
企業向けLinux製品は、米Red Hat(レッドハット)の「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」が大きなシェアを持っているが、渡辺カントリーマネージャーは「レッドハットと当社では、思想が大きく異なる」と説明する。レッドハットが新しい技術を積極的に取り入れるのに対し、スーゼは、システムを長期間安定稼働することを目指しており、「止められないシステムを長くセキュアに使い続けたいというお客様に選んでいただいている」。SLESは米IBMのメインフレーム「IBM zSystems」のOSとしても採用されており、メガバンクなど金融系や医療機関の基幹システムなどで用いられている。