ニュース

コマツとドコモなど4社、建設業界のDX推進支援を目的に新会社設立

2021/05/07 11:25

 コマツ、NTTドコモ、野村総合研究所(NRI)、ソニーセミコンダクタソリューションズの4社は4月30日、建設業界のDXの取り組みを支援する新会社EARTHBRAINを設立すると発表した。事業開始は7月を予定している。

 コマツは現在、建設現場向けICTソリューションとして「スマートコンストラクション」を提供しているが、新会社はその機能拡充と海外展開に取り組む。将来的には、4社が保有する知見やノウハウ、技術を組み合わせ、次世代スマートコンストラクションを提供する予定だという。

 次世代スマートコンストラクションでは、建設現場の地形や機械・労務・材料に加え、安全・環境面も含めて、遠隔からリアルタイムでモニターしたり、分析・改善できる環境の構築を目的として、デバイスやアプリケーションを開発・提供する。これにより、現場のデジタルツイン(バーチャル空間に現実空間を再現してシミュレーションする技術)をつくり、全工程をデジタル化してコントロールすることで顧客の生産性向上を支援する。

 EARTHBRAINの資本金は153億7000万円。出資比率はコマツが54.5%、ドコモが35.5%、NRIが5%、ソニーセミコンダクタソリューションズが5%。
  • 1

関連記事

日本マイクロソフト、関東地方整備局のDX施設に遠隔支援ソリューションを導入

パナソニック、サプライチェーンソフト専門企業のBlue Yonderを子会社化

セールスフォース・ドットコム MuleSoftソリューションで日本企業のDXをサポート  パートナー企業との連携強化などに注力

外部リンク

コマツ=https://home.komatsu/jp/

NTTドコモ=http://www.nttdocomo.co.jp/

ソニーセミコンダクタソリューションズ=https://www.sony-semicon.co.jp/