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国産の両雄」が富士通とNECならば、日本IBMと日本HPは「外資の両雄」。BCNは昨年末、2010年の戦略を聞きに両者のトップにインタビューしました。
浮き彫りになった共通点は、「クラウドへの注力」です。日本IBMの橋本孝之社長、日本HPの小出伸一社長ともに、2010年の重点施策としてクラウド関連製品・サービスの拡販をあげています。
橋本社長は、「日本のクラウドを徹底的にリードする」と言い、小出社長は、「すべてのポートフォリオをクラウドに投じる」と断言しました。
2009年、クラウドは言葉としては業界に定着したものの、雲を掴むような話が多く、実態がどこか見えにくかった部分がありました。
クラウド環境が浸透することで、どんなビジネスが活気づくのか――。両者のインタビューは、それを指し示しています。
(木村剛士)
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<インタビュー>日本IBM 橋本孝之社長「日本のクラウドを徹底的にリード」<インタビュー>日本HP 小出伸一社長「構造改革を完了、準備は整った」メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.1.18」より