大塚商会が、5月末からクラウドサービスを開始します。
「世間一般で言われるクラウド型のサービスは当社でも以前から手がけている。ただ、プレスリリースでクラウドという言葉を使ったのは今回が初めて」――。大塚商会広報担当者の弁です。
多くの中小企業を顧客に抱える大手SIerが、沈黙を破り本気でクラウド事業を展開しようと動き始めました。いよいよクラウドも大企業だけの話だけではなくなりそうです。
サービスは、顧客先の情報システムと大塚商会のデータセンターをKDDIの技術を活用して閉域網でつなぎ、ネット接続からセキュリティ、ファイル共有機能などを提供するもの。これが発表時点での内容ですが、今後に注目が集まります。
担当者はこう話しています。「外部の有力サービスとの連携も視野に入れる」。他社のパブリッククラウドサービスを、プライベート化したメニューが今後拡充されそうな予感がします。
(木村剛士)
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大塚商会、プライベートクラウド開始、中堅・中小ユーザーに狙いメールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.1.20」より