野副州旦氏が突然トップを辞任し、業界を驚かせた富士通。
急きょ社長を兼務することになった間塚道義会長兼社長は、“暫定社長”を公言し、後任社長の選定も進めていることを明かしていましたが、1月22日、4月1日付けで山本正巳執行役員常務を執行役員社長に昇格する人事を発表しました。
山本氏はワープロやPC、携帯電話、サーバーなどハード畑が長い。富士通としては、久しぶりにハード畑出身者のトップになります。
ソフトサービスの時代に、ハード畑が長い山本氏は利幅の薄いハード事業をどう伸ばし、経験の浅いソフトサービス事業をどう指揮するのか。
富士通の歴代トップのなかで、就任時の年齢が二番目に若い56歳の山本氏。若き指揮官のもと、富士通は来年度から新たなスタートを切ります。
(木村剛士)
【記事はこちら】
富士通、山本執行役員常務の社長昇格で緊急会見、選定の経緯などを説明メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.1.25」より