今日のひとことWeb版

2011年、日本と中国のIT規模逆転か

2010/10/08 15:26

 隣国の力が、いよいよ日本を上回る可能性が出てきました。2011年、情報サービス業の売上高で、中国が日本の規模を超える見込みです。

 中国ソフトウェア産業協会(CISA)の調べによれば、2010年の中国の情報サービス産業規模は、前年比約26%増の1兆1200億元(約15兆6000億円)。一方の日本は、約17兆9000億円でした。

 2011年、中国は同様の伸び率で成長する可能性が高く、日本は横ばいの見通し。そうなれば、中国の規模は2011年に19兆円を超えることになり、日本を上回ります。

 米国に次いで第2位のIT市場規模を誇っていた日本が3位に落ちる――。日本人としては少々残念ではあります。しかし、嘆いているばかりでは始まりません。日本に比べて規模が大きく、成長率も高い市場が、すぐ隣りにあるのです。商習慣の違いと国の壁はありますが、挑戦する価値はあるはずです。(木村剛士)

【記事はこちら】
巨大化する中国IT市場 国内IT産業、新たな局面へ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.10.8」より
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