KDDIが、海外でのコンシューマ向け事業に踏み切ります。田中孝司社長が、4月25日の連結決算発表会で明らかにしました。海外で端末を販売するのではなく、インターネット接続サービスとコンテンツ提供を柱に、市場を開拓します。
KDDIは、これまでも海外でシステムインテグレーション(SI)やネットワーク構築など、主に日系企業向けの事業を展開してきました。しかし、田中社長はアジアを中心とする新興国でのコンシューマ事業の展開によって、「20億人の市場へのリーチを図りたい」と、巨大マーケット開拓に意欲を示しています。
昨年12月1日にKDDIのトップに就任した田中社長は、「新しいKDDIをつくる」を大きなテーマに掲げています。2015年をめどに、海外売上げを倍増させる――。田中社長は、新しいKDDIをつくるために海外に向かいます。(ゼンフ ミシャ)
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KDDI、2010年度は減収増益、今後は「スマートフォン」と「海外」に注力メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.4.27」より